2012-01-01から1年間の記事一覧

『その夜の侍』(11/17公開)

日本のインディーズ作品とかがダメな人はとことんダメだろうな。個人的には面白かったけど。堺雅人、山田孝之、綾野剛、新井浩文がそろっている時点で一筋縄ではいかない作品であることは明白。でも劇団THE SHAMPOO HATって観たことないな。 http://sonoyoru…

『マリー・アントワネットに別れをつげて』(12/15公開)

チラシに掲載されている内容からの物語展開を期待していたら、そこがクライマックスだった、という悲劇。バスティーユ陥落から3日間の物語。終始流れる思わせぶりな音楽だけで疲れた。鑑賞環境の悪さも大きく影響したのか? http://myqueen.gaga.ne.jpランキ…

『リンカーン/秘密の書』(11/1公開)

もし20代前後でこの作品を観ていたら心の底から嫌っていたと思う。アメリカによるアメリカ万歳映画は大嫌いだった。今は何歩か引いて観るから大概の作品は大丈夫だけれど、それでも少しだけこの作品にはクラッときた。 http://www.foxmovies.jp/lincoln3D/ラ…

『アウトレイジ ビヨンド』

北野武作品では初の続編となり、前作『アウトレイジ』から5年後を舞台としている。前作で生き残った人たちが続投し、更に新たな出演者を加えて、前作を超えるスケールの非情な権力抗争が展開される。ちなみに前作で死んだ役の俳優が別の役柄で登場することは…

『推理作家ポー 最期の5日間』(10/12公開)

いまも謎とされているポー最期の5日間に“こんなことがあったらスゴイね”な物語。内容は凡庸な推理作家模倣犯もの。期待していた訳ではないけれど、ね。 http://www.movies.co.jp/poe5days/ランキングに参加しています。もしよろしければクリックして頂くと嬉…

『ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋』(11/3公開)

マドンナの長編劇映画2作目。アメリカ公開時のあまりの酷評にどんなもんかと思っていたけど、思いのほか面白かった。でも冷静に考えると劇中にずっと流れる音楽に感情を持って行かれた感もあるが。決して嫌いではないです。 http://we-movie.netランキングに…

『エージェント・マロリー』

今どきでないリアルなスパイアクションを撮りたかったと言うスティーヴン・ソダーバーグ監督最新作。主演に総合格闘家ジーナ・カラーノを配し、ワイヤーアクションも特撮もない格闘シーンを見せる。無駄なカットを割らず“からだ”の重さを感じさせるアクショ…

『もうひとりのシェイクスピア』(12/22公開)

ローランド・エメリッヒの最新作はコスチューム・プレイで、しかもシェイクスピアもの。でも10年以上前からの念願の企画らしい。。。製作に立って別な監督に任せた方が良かったのでは。話のネタは面白い。 http://shakespeare-movie.com/ランキングに参加し…

『シャドー・チェイサー』(10/27公開)

新スーパーマン役を控えるヘンリー・カヴィル主演のサスペンス・アクション作品。とくに語ることなし。93分と短いので空いた時間にでも。 http://www.shadowchaser.jp/ランキングに参加しています。もしよろしければクリックして頂くと嬉しいです。 にほんブ…

『劇場版 TIGER & BUNNY -The Beginning-』

テレビアニメシリーズ『TIGER & BUNNY』いわゆる『タイバニ』の劇場版。二部作のうちの一作目となる今作ではテレビ版の1・2話にオリジナルストーリーを加えて『タイバニ』の世界とキャラクターの紹介から、その魅力の入口までを描く、一見さん大歓迎の、まさ…

『ライク・サムワン・イン・ラブ』

母国イランを離れて製作された『トスカーナの贋作』に続くアッバス・キアロスタミ最新作の舞台は日本。一日に満たない時間の中で語られる物語で、監督の「私の映画は始まりがなく、終わりもない」との言葉通りに、始まりはともかく突然終わる。場合によって…

『天地明察』

江戸時代初期、ズレた暦を改めるため天体観測と算術を駆使して新しい暦を作成した男の物語。実話を基にした同名小説の映画化。監督・滝田洋二郎、音楽・久石譲、クセは強いがベテラン揃いの役者陣と、とりあえずは安定の一作。囲碁や算木という計算道具、算…

『白雪姫と鏡の女王』

今年2012年はグリム童話出版200周年だそうで、こちらはターセム・シン監督による“白雪姫”新解釈映画。美術や衣装をはじめ一部演出にターセム色は濃くあるものの、これまでのターセム作品のような禍々しさはない。監督自身が「大勢の人々が楽しめるファミリー…

『ファインディング・ニモ 3D』

ディズニーの過去作を3D化して劇場公開してゆくプロジェクト、今回は2003年公開のピクサー作品『ファインディング・ニモ』。「トイ・ストーリー」シリーズが『トイ・ストーリー3』公開時に3D化されて限定公開されたことを除けば、この3D化企画では初めてのピ…

『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』(12/1公開)

すごい久しぶりに観た気がする、ビックリドッキリ・ゴシックホラー映画。個人的にあまり好んで観ないせいもあるが。久しぶりすぎて楽しかった。でも後半で失速? http://www.womaninblack.jpランキングに参加しています。もしよろしければクリックして頂くと…

『劇場版 TIGER & BUNNY -The Beginning-』9/22公開)

TV版の1・2話をベースに93分って一体。。。と思っていたが楽しかった。でも次回予告が一番笑った。タイトルが。。。 http://www.tigerandbunny.net/ランキングに参加しています。もしよろしければクリックして頂くと嬉しいです。 にほんブログ村

『ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black & White Episode 1』

2009年に台湾で大ヒットした刑事ものテレビドラマ『ブラック&ホワイト』の映画化。ドラマの3年前を描く。監督はテレビシリーズの演出を手がけたツァイ・ユエシュン。撮影はリー・ピンビン。テレビドラマ発の娯楽至上主義アクション映画に無粋なツッコミを入…

『最強のふたり』

本国フランスで歴代2位の興行成績を収め、日本でも東京国際映画祭でグランプリ、フランス映画祭で観客賞と、作品の間口の広さとクオリティの高さを確約してみせる、笑いと感動に満ちた傑作。若くして出会った二人の共同監督作品で今回が4作目にして日本初公…

『アウトレイジ ビヨンド』

『アウトレイジ ビヨンド』(10/6公開)の試写。 んー、前作の方が好きです。 http://wwws.warnerbros.co.jp/outrage2/

『テイク・ディス・ワルツ』

長編初監督作となった前作『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』も素晴らしかったけれど、2作目の今作もスゴイことになっていた。サラ・ポーリーは役者としても好きだったけれど、今回で完全に「今後絶対に目が離せない」映画作家となった。『レボリューショ…

『Virginia/ヴァージニア』

ハリウッドの大スタジオから離れて、規模は小さいながらも良質で作家性に満ちた作品を製作し続けるコッポラの姿勢に感動する。『胡蝶の夢』『テトロ』と近年の作品はどれもハッとするほど美しい“映画”ばかりで大好き。 8月11日 公開 原題:TWIXT 監督・脚本…

『神弓 -KAMIYUMI-』

50万人の朝鮮市民が清の戦争捕虜となった1636年の“丙子の乱”を舞台とした韓国映画。国家反逆罪で殺された父から「妹を守れ」と託された弓を手に、清の捕虜となった妹を助けるべく大軍へ立ち向かう、パク・ヘイル演じる主人公ナミ。彼の華麗な弓さばきを始め…

『放課後ミッドナイターズ』

多くのTV番組オープニングやCMでアニメーションを手がけてきた竹清仁による初長編作品。2008年の『放課後MIDNIGHT』をベースにしている。その前衛ともパンクとも下らぬギャグとも判別できないような竹清仁の世界が楽しい。ただ作品世界を成立させるために書…

『天地明察』

目当ての試写が試写状の時間表記ミスで観られず、『天地明察』(9/15公開)の試写へ滑り込む。 特に語ることがない。でもクライマックス導入部での刻を告げる鐘の音をも編曲に取り入れた久石譲の楽曲に、図らずもアガった。 http://www.tenchi-meisatsu.jp/ind…

『プンサンケ』

キム・ギドク作品に衝撃を受けて飛び込みで助監督を務めた経緯を持つチョン・ジェンホン監督による長編2作目。製作総指揮と脚本はキム・ギドク。 南北分断国家だからこそ描ける、その切実で悲痛な願いと希望で満ちた想いを言葉語らぬ主人公の身体ひとつに託…

『アベンジャーズ』

『アイアンマン』(2009)以降、着々と進められてきたプロジェクト、マーベル・ヒーロー大集合映画。監督は日本アニメ文化を仕立て直してアメリカTVドラマの中で再構築してきたジョス・ウェドン。そんなどこかで観たことのあるようなギミックに満ちていながら…

『桐島、部活やめるってよ』

吉田大八監督の四作目。これまでの作品も好きだったけれど今作は別格となった。浅井リョウの同名小説の構成を大幅に改編した脚本が見事。それ以上に演出が素晴らしく、監督の要求に十二分に応えたであろう若き役者たちにも最大の賛辞をお送りたい。 物語の中…

『放課後ミッドナイターズ』

『放課後ミッドナイターズ』(8/25公開)の最終試写。 前半は物語にのれず、でも後半は楽しかった。脚本の問題かな?でも監督・竹清仁の描く不条理に満ちた映像世界が、物語を超越した地平へと観客を導いてゆく。 http://afterschool-midnighters.comランキン…

『ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black & White Episode1』【字幕版】

『ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black & White Episode1』【字幕版】(9/8公開)の試写。 2009年に台湾で大ヒットした刑事ものTVドラマの映画化。破天荒なアクションと大味な物語はどこの国のテレビ局映画も同じなのかしら?でも撮影監督はリー・ピンビン…

『マダガスカル3』

シリーズ3作目。今回は物語後半でシリーズとして大きな展開を迎えることになり、そこを抜きにして語れないのだが、当然ネタバレになってしまうので正直この感想も非常に書きにくい。 個人的には今までで一番好きな作品となった。とにかく楽しい。基本的にド…