『エージェント・マロリー』
今どきでないリアルなスパイアクションを撮りたかったと言うスティーヴン・ソダーバーグ監督最新作。主演に総合格闘家ジーナ・カラーノを配し、ワイヤーアクションも特撮もない格闘シーンを見せる。無駄なカットを割らず“からだ”の重さを感じさせるアクションが楽しい。93分という上映時間も良い。けれど物語に魅力がなく、ただ何ということなく終わってゆく。演技未経験のジーナをカバーすべく固められた豪華俳優陣もどことなく空回りする。そんな空回りと“リアル”なスパイ物語との不協和音が残念。ソダーバーグは少し苦手なのだがこの作品の雰囲気は嫌いではないし、やはりアクションが楽しかったのでシリーズとして続くなら観てみたい。
9月28日 公開
原題:HAYWIRE
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演:ジーナ・カラーノ/マイケル・ファスベンダー/ユアン・マクレガー/ビル・パクストン/チャイニング・テイタム/アントニオ・バンデラス/マイケル・ダグラス
脚本:レム・ドブス 衣裳デザイン:ショーシャナ・ルービン 音楽:デヴィッド・ホルムス【ストーリー】
ある日、マロリーのもとに、民間軍事業者の経営者で元恋人でもあるケネスから、バルセロナでの人質救出の依頼が舞い込む。アーロンと手を組み、綿密な作戦と驚異の身体能力で、敵を窮地へ追い込み、無事に人質を救出することに成功。その活躍を聞きつけたMI6から、新たなパートナーのポールと共に夫婦を装い、謎の男を追跡して欲しいという新たな任務が下される。しかし、ダブリンへ向かうマロリーの背後には、彼女の命を狙う黒い影が息を潜めていた。配給:ファントム・フィルム
2011年/アメリカ/93分/スコープサイズ/ドルビーSRD
©2011 Five Continents Imports, LLC. All rights reserved.
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