2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『アンコール!!』

まあどうしても『glee』を思い出さずにはいられない“ロックやポップスを歌う合唱もの”ということになるのだが、その実この作品で描かれているのは、本人が思っている以上に存在の大きかった妻を亡くした男の“愛のかたち”の物語。その意味では合唱でなくても…

『タイピスト!』(8/17公開)

50'sの鮮やかな色彩であふれる衣装、美術、小道具が満載で見ているだけでも楽しいロマコメ。の上に「タイプライター早打ち選手権への道」がコミカルなスポ根テイストで乗算される。音楽も良かったしオープニング・タイトルバックも良し。楽しかった。 http:/…

『SHORT PEACE』(7/20公開)

大友克洋『火要鎮』を含むオムニバス作品。今更ながら、でも改めて、アニメーションの作品世界の具現化においてCGが広げてみせた振り幅の大きさに感嘆する。どれも面白かったが、白眉はやはり大友克洋作品か。『GAMBO』も好き。 http://shortpeace-movie.com…

『嘆きのピエタ』

キム・ギドクの劇映画としては5年ぶりとなる、2012年ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受信作品。これが素晴らしかったのだけれど、そこはキム・ギドク作品、気軽に人に薦めることのできない、重い石を観客の心の中に残す作品だった。観ている間も絶え間なく感嘆…

『オブリビオン』

【覚書として】 まずは何より良い意味で正当なトム・クルーズ映画であったことに感嘆する。やはりこの人のセルフプロデュースの巧みさはスゴイと思う。“トム・クルーズ”というブランドの持つ影響力もイメージも客観的に把握しいて、それを上手に転がしている…