2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『ほとりの朔子』(TIFF/P&I上映)

第26回東京国際映画祭コンペティション部門これまた誰もが思い起こすであろうエリック・ロメール的手法で語られる晩夏の物語。これもまた素晴らしかった。登場人物からは直接セリフとして語られぬ物語がストーリーの水面下で緊張を保ちながら紡がれてゆく。…

『ザ・ダブル/分身』(TIFF/P&I上映)

第26回東京国際映画祭コンペティション部門楽しかった。カフカ的不条理劇を、おそらく誰もが思い出すだろう『未来世紀ブラジル』とカウリスマキ作品なテイストで語る英国映画。さらには、そこにアジア歌謡曲が流れる。かなり好きです。 原題:The Double 監…

『ウィ・アー・ザ・ベスト!』(TIFF/P&I上映)

第26回東京国際映画祭 コンペティション部門たぁのしかった!映画祭サイトには“北欧版けいおん! But パンクス!”なんてよく分からない惹句が付いているけれど、ちゃんと意図をもった手持ち撮影が少女たちの感情を丁寧に紡いでいて、観客でいることが本当に…

『リゴル・モルティス/死後硬直』(TIFF/P&I上映)

第26回東京国際映画祭 アジアの未来 オープニング作品なんとキョンシー映画!悪い意味ではなく普通に面白かったです。このジャンルには大雑把なイメージしかないけれど、嫌いではありません。モンスターであれ死霊であれゾンビであれ、愛と憎しみの哀歌は好…

『高雄ダンサー』(TIFF/P&I上映)

第26回東京国際映画祭 ワールド・フォーカス 台湾電影ルネッサンス2013感想はとくになし。幾多とあるような“自主”映画でした。いや、今どきの自主映画の方がよほど面白いです。それでもうまく琴線に触れることがあれば感じる何かがあるのかもしれません。す…

『潔く柔く きよくやわく』(TIFF/P&l上映)

【覚書として】 原作マンガは未読だが人気があることは知っていた。コミックスで13巻とそれなりに長い物語を“どうにか”して“やっと”まとめました、という印象。まるで1クールのテレビドラマの総集編みたい。少女マンガを原作にした映画のほとんどは、どうし…