2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』

主演ダニエル・ラドクリフが『ハリー・ポッター』シリーズ終了後の出演作として選んだ、イギリス製ゴシック・ホラーで、1983年に刊行された小説「黒衣の女 ある亡霊の物語」の映画化作品。個人的にはずいぶんと久し振りに観たビックリドッキリなゴシック・ホ…

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』

導入部がネタバレに抵触するという壮絶と悶絶の95分。個人的には楽しんだが、物語作品としてはやっぱり前作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』が好き。今シリーズが完結しても結局『〜破』が一番好きだったりするような気がしている。 今夏に特撮博物館で出品…

『その夜の侍』

容易な感想を許さぬ何とも言えぬ後味を残す作品。劇団THE SHAMPOO HATの戯曲を作演出である赤堀雅秋自身により映画用に改稿、彼の初監督作品となる。堺雅人、山田孝之、綾野剛、新井浩文の共演だけでも一筋縄ではいかないことは予想ができるが、これはその斜…

『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』

ジェームズ・キャメロン製作によるシルク・ドゥ・ソレイユの3D映画。複数公演の演目をつないで映画オリジナルの物語を紡いでゆく。個人的には彼らの公演を観たことはないため比較はできないが、3D映画としてはとても興味深い作品だった。先に公開されていた…

『ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋』

マドンナの劇場用長編二作目は、英国王エドワードとその妻ウォリスの物語を、現代(1998年)に生きる女性ウォリーを媒介にして描いてゆく。アメリカ公開時のあまりの不評ぶりにどんなものかと思っていたけれど、果たして思いのほか楽しんで観ることができた。 …