2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧
スティーブン・スピルバーグ最新作。マイケル・モーパーゴの同名小説の舞台化に感銘を受けたスピルバーグが映画化を熱望し、その7ヶ月後には撮影に入っていたという入魂の一作。これが素晴らしい作品だった。 馬(もちろん喋ったりしない)が主人公という少…
■3月1日(木)公開『ヒューゴの不思議な発明』 http://www.minipara.com/movies2012-1st/hugo/■3月2日(金)公開『戦火の馬』 http://www.minipara.com/movies2012-1st/senka/■3月3日(土)公開『311』 http://www.minipara.com/movies2012-1st/311/『アリラ…
マーティン・スコセッシ初の3D作品。原作はブライアン・セルズニックによる同名児童小説。大きな見所が2つあり、まずは3D映像の素晴らしさ。『アバター』に始まる映画史上何度目かの3Dブームを確実に大きく一歩前進させており、『アバター』が提示した3D…
『JUNO/ジュノ』の監督と脚本家のコンビによる最新作は、高校時代にクイーン(と思い込んでいる)だった女性が自己中のまま中途半端な成功に行き詰まり、妻子ある元カレとヨリを戻そうとする、とてもイタイ物語。主人公のズレた言動にどれだけ共感“してしま…
■2月24日(金)公開『アンダーワールド 覚醒』 http://www.minipara.com/movies2012-1st/underworld/■2月25日(土)公開『英雄の証明』 http://www.minipara.com/movies2012-1st/eiyu-shoumei/『顔のないスパイ』 http://www.minipara.com/movies2012-1st/w-…
ヴィム・ヴェンダースによるピナ・バウシュに関する長編ドキュメンタリー。バレエもダンスも全く門外漢だし、ピナ・バウシュのことも名前しか知らなかったけれど、これがえらいこと面白かった。 そもそもヴィム・ヴェンダースがピナ・バウシュのドキュメンタ…
かなり好きな映画。スティーブン・ダルドリーは好きな監督。でも本国で賛否両論だったし日本公開してからも微妙な感想が目立っていたから、どんなものかと思っていたけど、予想をはるかに上回る映画だった。中盤以降、胸が締めつけられて苦しいこと、苦しい…
『アーティスト』(4/7公開)の試写。 白黒サイレントで描く映画スター盛衰の物語にラブストーリーを重ねて描いてゆくメロドラマ。上映時間101分、そのすべてが至福の時間で、すぐにまた観たくなる。セリフに頼らないからこそ伝えられる物語の可笑しみや哀しみ…
『ミッドナイト・イン・パリ』(5/26公開)の試写。 すんごい楽しかった。まさかの“タイムトラベルもの”でありながら、でもきちんとウディ・アレン映画。ヘミングウェイもフィッツジェラルドもピカソもダリもブニュエルも登場する。主演オーウェン・ウィルソン…
■2月17日(金)公開『TIME/タイム』 http://www.minipara.com/movies2012-1st/time/『メランコリア』 http://www.minipara.com/movies2012-1st/melancholia/■2月18日(土)公開『アフロ田中』 http://www.minipara.com/movies2012-1st/afrotanaka/『生きてる…
ラース・フォン・トリアー監督最新作。スゴイ映画でした。内に外に壮大な物語で、それでもやっぱり鬱映画でした。 前作『アンチクライスト』とは全く方向性の違う映画ですが、ザッツ“ラース・フォン・トリアー”な作品であり、最高傑作と言われても否定しませ…
ドラマ版は未見。勤務先が人形町だった頃に何度か撮影現場に遭遇したコトを本編が始まってから思い出した程度に門外漢。演出や音楽の使い方に「?」な部分が多かったけど、思っていたより面白かった。古い友人がスタッフで参加していたコトに驚く。 1月28日 …
スウェーデン発のベストセラーミステリー小説を本国で映画化した『ミレニアム』シリーズ第1作をデヴィッド・フィンチャーがリメイクした作品。ま、元々のストーリーが横溝正史ばりのよくある“お家騒動もの”なので、リスベット登場編である以上の何かがあるわ…
『SHAME−シェイム−』(3/10公開)の試写。 マイケル・ファスベンダーがセックス依存症を演じる。ファスベンダーもキャリー・マリガンも惜しげもない全裸で登場する。が、修正も多数。インディペンデント色が強く、長回しのカットが多い。ニューヨークを舞台に…
『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』(3/17公開)の試写。 メリル・ストリープのための映画であり、それが全て。認知症ではあるけれど本人も存命中で遺族や関係者も多く居る以上、そんな突飛なこともできないということか。“偉人伝”というより彼女個人の…
『ヒューゴの不思議な発明』【3D字幕版】(3/1公開)の試写。 思うところあって二度目、原作本を読んだ後での鑑賞。にもかかわらず何たる豊潤な時間。原作も映画愛に満ちた作品であったが、スコセッシという強烈なフィルターを通ることで映画への愛情はさらに…
『長ぐつをはいたネコ』【3D吹替版】(3/17公開)の試写。 先日の字幕版に続いての鑑賞。結論から言えば、アントニオ・バンデラスによるオリジナル音声がオススメ。竹中直人の(良い意味で)偽物ラテン演技も楽しみにしていたが、期待を越えなかった。ハンプティ…
■2月10日(金)公開『ドラゴン・タトゥーの女』 http://www.minipara.com/movies2012-1st/dragontattoo/■2月11日(土)公開『アーチ&シパック 世界ウンコ大戦争』 http://www.minipara.com/movies2012-1st/aanss/『痛み』 http://www.minipara.com/movies20…
スプラッターホラーの体裁を取ったコメディ映画。“おバカ”な兄弟と彼らを殺人鬼と思い込んだ大学生グループとの珍騒動。誤解が誤解を生み、チャチな偶然が重なって次々に人が死んでゆく。血も肉もたくさん飛び散るけど、そこに凶悪な殺意がないので全く怖く…
『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』【3D字幕版】(2/25公開)の試写。 えらいこと面白かった。何と言っても3D映像が素晴らしい。前評判は聞いていても「何故3D?」と思っていたが、これが想像は遙かに超えていた。特に屋内劇場の舞台シーンでの3D効果…
『長ぐつをはいたネコ』【3D字幕版】(3/17公開)の試写。 本家である「シュレック」シリーズより圧倒的に楽しかった。幼馴染みの二人が故あって分かれてゆく愛憎物語、という私好みの作品。90分と短く、できればもう少しダークな部分も匂わせて欲しいと思うけ…
『ファミリー・ツリー』(5/18公開)の試写。 『サイドウェイ』以来7年振りのアレクサンダー・ペイン監督最新作。なんとも、しみじみと、“良い映画だったなぁ”と感じ入った作品。評判高いジョージ・クルーニーはもちろん、子供たちも良かった。監督の手腕なん…