2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『アベンジャーズ』【IMAX3D字幕版】

『アベンジャーズ』【IMAX3D字幕版】(8/17公開)の披露試写。 ヒーロー大集合のお祭り映画。えらいこと楽しかった。ストーリーは「おい!」なところもあり“凡庸”でもあるが、適度に笑いポイントもあり、“祭り”としては最適。仲間同士でもしくは酒を片手に、ぜ…

『ジェーン・エア』

『闇の列車、光の旅』で長編デビューしたキャリー・ジョージ・フクナガ監督の2作目は文芸大作でありコスチューム・プレイとのことで少し驚く。けれどこれが思いのほか手堅くまとまった作品となっていて、さらに驚いた。資料によると『ジェーン・エア』は劇場…

『ミッシング ID』

疑問に感じる部分も多々あるものの、悪い意味でなく普通に娯楽作品として充分に楽しめた作品。この手の作品はネタバレの基準が判らなくて困るのだが、原題が「ABDUCTION」であることやチラシに掲載されている情報の範囲から、そのほとんどがネタバレになると…

『愛と誠』

『愛と誠』(6/16公開)の試写。 原作はペラペラめくった程度で未読。スタンダード歌謡を歌って踊るエンターテイメント作品。楽しかった。なぜ今さら映画化?な企画ではあるけれど、このやり方なら“アリ”だと妙に納得する。ぜひもう一回観たい。知人が出ていた…

『ヘルタースケルター』

『ヘルタースケルター』(7/14公開)の試写。 原作は未読。沢尻エリカのための作品。“映画”としては大いに破綻しているが、それを求めることはナンセンスだ。寺島しのぶと音楽が良かった。劇中に戸川純の「蛹化の女」が流れたのにもテンションがあがる。ただし…

『先生を流産させる会』

2009年に愛知県で実際に起きた事件を基に脚色を加えて描いたインディーズ作品。最大の脚色は加害者となる生徒たちの性別を変更したことで、劇場公開決定のニュースが流れた時にもネット上を中心に様々な反響を呼んでいた。個人的には映画として成立していれ…

『ミッドナイト・イン・パリ』

ウディ・アレン最新作にして過去最高の興業成績を記録した作品。ハリウッド脚本家が、真夜中になると憧れの1920年代パリにタイムスリップして当時の芸術家たちと交流するという、『カイロの紫のバラ』にも似た雰囲気の作品で、これがとても楽しい。自分が生…

『ヴァージン』

“3人の女性のロストヴァージンにまつわる物語”とのことで3監督によるオムニバス。それぞれに思うところはあるけれど、最終的には2作目『ゴージャス・プリンセス!』が一番好き。友人が出演している贔屓なしでね。 「くちばっか」今泉力哉監督作品。今回の3本…

『ミッシングID』

『ミッシングID』(6/1公開)の最終試写。 娯楽作品として普通に楽しかった。「?」なところも多々あったけれど、主演テイラー・ロートナーの空手ジュニア世界ランク1位の身のこなしに魅せられる。ただ個人的にあまり好きな顔ではない。主役っぽくないんだよね…

『幸せへのキセキ』

『幸せへのキセキ』(6/8公開)の試写。 ようやっと観た。なにがどうより素晴らしかった。キャメロン・クロウは以前から大好きだったこともある。それを抜いても本当に素敵な作品でした、日本語タイトル以外は。スカーレット・ヨハンソンも好きだけど、それで…

『ザ・マペッツ』

カエルのカーミットを始めとするジム・ヘンソンによる「マペット・ショー」のキャラクターたちが人間と共存する世界を舞台にしたミュージカル作品。ヌイグルミと人間が同じ画面の中で存在している様は幼児番組のようでありながら、その実とても手の混んだ演…

『ファミリー・ツリー』

アレクサンダー・ペイン7年振りの新作。とても地味な作品だけれど、心に深く沁みる素敵な作品でした。評判に違わずジョージ・クルーニーが素晴らしいのだが、彼の娘を演じるシャイリーン・ウッドリーの好演も印象深い。主人公は莫大な遺産を継ぐ富豪。でもこ…

『この空の花 −長岡花火物語』

大林宣彦監督最新作は新潟県長岡市を舞台にした過去と現在を紡いで未来へつなげてゆく物語。太平洋戦争での空襲と中越地震で亡くなった人たちのために打ち上げられる花火を軸にして語られる史実や事実を基にした物語を、劇中で謎の女子高生が書いた戯曲『ま…

『少年は残酷な弓を射る』

『少年は残酷な弓を射る』(6/30公開)の試写。 16歳を目前にして大きな事件を起こす少年の母親に主眼を置いた物語。作中の主要ポイントを直接描写することを避けて描く話術が巧みで、物語全体にも意図的な余白が多いため賛否あり?。主人公を追い込んでゆく執…

『ジェーン・エア』

『ジェーン・エア』(6/2公開)の試写。 監督キャリー・フクナガの『闇の列車、光の旅』に続く長編2作目にして文芸大作。端役に致まで巧い役者をそろえて無難にまとめている印象。演出力もさることながら、前作に引き続き撮影を手がけるアドリアーノ・ゴールド…

『すべての若き野郎ども/モット・ザ・フープル』

モット・ザ・フープル解散までをメンバーや関係者のインタビューと当時の映像で追ったドキュメンタリー。それもよくある形式で真新しい何かがあるわけではないが、これがとても面白かった。ライブ動員はあってもレコードが売れず、解散を決意した時にデヴィ…

『幸せの教室』

劇場公開作品としては15年ぶりとなるトム・ハンクス監督2作目。自ら主演し共演もジュリア・ロバーツと、往年のハリウッド大スター共演で送る小さな映画。良くも悪くも普通の作品。まあ随所で笑えるし、説明過多でもなく、丁寧に伏線も回収してくれる。脚本よ…