2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『50歳の恋愛白書』

戯曲家アーサー・ミラーの娘であるレベッカ・ミラーが小説と同時進行で書き上げた脚本で監督も務めた意欲作。錚々たるキャストがそろった良質な小品。 2月5日 公開 原題「The Private Lives of Pippa Lee」 監督・原作・脚本:レベッカ・ミラー 出演:ロビン…

『抱擁のかけら』

ペドロ・アルモドバル監督作品。『オール・アバウト・マイ・マザー』で市民権を得て以降、すっかりスペイン映画の巨匠となってしまったアルモドバル。多少のブレはあっても充分に安定した作品を撮り続けているため、安心して観ることができる数少ない監督の…

『サベイランス』

デヴィッド・リンチの娘であるジェニファー・リンチ監督作品。 前作『ボクシング・ヘレナ』以来14年ぶりの新作とのこと。 前作もずいぶんと偏った作品だったように記憶しているがあまり覚えていない。そして本作品も決して「まっとう」な作品とは言えないだ…

『Dr.パルナサスの鏡』

テリー・ギリアム監督最新作、 というよりヒース・レジャー急逝による代役の豪華さが話題の本作品。 フタを開けてみれば、 ギリアム色全開の絢爛ファンタジーでした。 1月23日 公開 原題「The Imaginarium Of Doctor Parnassus」 監督:テリー・ギリアム 出…

『かいじゅうたちのいるところ』

異作『マルコヴィッチの穴』のスパイク・ジョーンズ監督最新作。 原作はモーリス・センダックによる同名の世界的ベストセラー絵本。 この作品にはやられました。 子供向けファンタジーなだけの映画ではないだろうとは思っていましたが、 まさかこれほど深い…

『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』

スウェーデン製ミステリー小説の映画化第一弾。 世界的ベストセラーらしいが、私は知りませんでした。けれど、チラシに掲載されていた原作本の装丁を見たら、電車の中吊り広告で執拗に宣伝されていた本であることを思い出した。基本、海外ミステリー小説に興…