『テイク・ディス・ワルツ』
長編初監督作となった前作『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』も素晴らしかったけれど、2作目の今作もスゴイことになっていた。サラ・ポーリーは役者としても好きだったけれど、今回で完全に「今後絶対に目が離せない」映画作家となった。『レボリューショナリー・ロード』や同じミシェル・ウィリアムズ主演の『ブルーバレンタイン』と同様に非常に感想の書きにくい作品。たぶん観る人によって全く違う感想を抱くだろうし、性別によっても大きく変わる。観るだけでドッと疲れるんだけれど、ときどき観返したくなる種類の作品。ミシェル・ウィリアムズが素晴らしかった。特に個人的には物語中盤、遊園地のアトラクションに乗るシーンでの彼女の感情の“うねり”というか変化の過程にクラクラした。
8月11日 公開
原題:Take This Waltz
監督・脚本・製作:サラ・ポーリー
出演:ミシェル・ウィリアムズ/セス・ローゲン/ルーク・カービー/サラ・シルヴァーマン
撮影:リュック・モンベリエ 音楽:ジョナサン・ゴールドスミス 美術:マシュー・デイヴィス【ストーリー】
マーゴとルーは結婚して5年目。2人の間に子どもはいないが、いつまでも恋人同士のように、仲睦まじく暮らしている。ある日、マーゴは仕事で訪れた島で、ダニエルというひとりの青年に出会う。情熱的な眼差しを持つ彼に、強烈に惹かれる何かを感じてしまうマーゴ。ダニエルとの束の間の時間を楽しむが、彼が偶然にも自分たちの家の近くに住んでいることを知り、マーゴは激しく動揺する…。配給:ブロードメディア・スタジオ
2011年/カナダ/116分/カラー/アメリカンビスタ/ドルビーデジタル/字幕翻訳:小野郁子
(C)2011 Joe's Daughter Inc. All Rights Reserved.公式サイト http://takethiswaltz.jp/
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