2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『ホルテンさんのはじめての冒険』

定年退職するベテラン鉄道運転士が第二の人生を迎えるにあたり、「自分探し」に模索する物語。 勤続40年、仕事中心に生きてきた主人公ホルテンさんは、退職したものの、日々の過ごし方が分からず、出かけた先々で大小さまざまなトラブルに巻き込まれてしまう…

『チェンジリング』

クリント・イーストウッド監督最新作。 何故イーストウッドは、こうもクオリティの高い作品を、こうも短いインターバルで作り続けることができるのだろうか。 とても不思議でならない。 1928年に起きた事件を忠実に描いた作品とのことだが、映画作品としての…

恋愛映画

男がひそかに好きな恋愛映画、ヒュー・グラント作品が1位と2位に http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=751863&media_id=15 どこまで「恋愛映画」に入れて良いのか分からないが、 「恋愛」を主軸にした映画で好きな作品を考えてみた。 1.『浮雲』(成瀬巳喜…

『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』

ベンジャミン・バトンが生まれて死ぬまでと、その後の物語。良い映画だと思うのだが、全体的に物語が散漫で、何となくスッキリしない。決して寓話として描かれていないのだが、物語のスタイルが「読み聞かせ」なので、どうしても寓話っぽくなってしまってい…

『ヘブンズ・ドア』

1997年のドイツ映画「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」の日本版リメイク作品。 オリジナル版との大きな変更点は、主人公が男2人だったのが、男と14歳の少女になったことくらいで、物語の大きな流れは変わらない。もちろん部分部分での設定やキャラクターの…

『夜は短し歩けよ乙女』 (森見登美彦 著 / 角川書店刊)

「森見登美彦」という名前、 正確には「森見登美彦」という漢字表記は記憶の片隅にあったので、 雑誌や書店など色々なところで見かけていたと思われるが、 作品は読んだことがなかった。 というより、作家という認識もなかったと思われる。 今回の文庫化にあ…