『ヴァージン』
“3人の女性のロストヴァージンにまつわる物語”とのことで3監督によるオムニバス。それぞれに思うところはあるけれど、最終的には2作目『ゴージャス・プリンセス!』が一番好き。友人が出演している贔屓なしでね。
「くちばっか」今泉力哉監督作品。今回の3本の中では一番とっつきにくかった印象。2012年3月11日の物語。当然のよう東日本大震災にも触れるが、物語には作用していない。でもこの監督さん福島出身なのね。その意味では納得。『ヒミズ』よりは誠実な姿勢だと思う。
「ゴージャス・プリンセス!」福島拓哉監督作品。先述のとおり相対的には一番好きな作品。物語として巧くまとまっている。この「まとまっている」ことはオムニバスの一篇としては重要だと思っている。ただ音楽がヒドい。何のコネか何の義理か分からないけれど中盤の路上演奏とか最低だし、終盤の劇伴にも辟易する。
「ふかくこの性を愛すべし」吉田光希監督作品。このオムニバス3作の中では、作風とか物語の語り口とか、そういった感覚の部分では一番好きな雰囲気を持つ作品。とくに物語前半はかなり好き。けれど同じくらい終盤の展開が嫌いでもある。
5月12日 公開
監督:今泉力哉/福島拓哉/吉田光希
出演:佐藤睦/田村健太郎/川村ゆきえ/鈴木卓爾/大崎由希/梅田絵理子/園部貴一/正木佐和/�俊太郎/内田滋【内容】
何かが始まる…そんな気がした。〜3人の女性のロストヴァージンにまつわる物語〜
ロストバージン(処女喪失)をテーマにしたオムニバス映画。本作は、注目の新鋭監督たちによる10代・20代・30代とそれぞれの世代ごとに焦点を絞り、作品毎に個性的な一人の女性のロストバージンを通してその生きざまを真剣に描いていた映画。配給:渋谷プロダクション
2012年/日本/127分/カラー/HD/16:9/ステレオ
(C)「ヴァージン」製作委員会
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