『すべての若き野郎ども/モット・ザ・フープル』

モット・ザ・フープル解散までをメンバーや関係者のインタビューと当時の映像で追ったドキュメンタリー。それもよくある形式で真新しい何かがあるわけではないが、これがとても面白かった。ライブ動員はあってもレコードが売れず、解散を決意した時にデヴィッド・ボウイから提供された曲が大ヒット、そこからイアン・ハンターを中心に自分たちでヒット曲を連発するようになるが、そのことが逆にメンバー間のパワーバランスを崩してしまい、やがて解散に至る。たった5年の間に起こるバンドをとりまく環境の激変とバンド内の変化の過程が興味深い。なおインタビューを受けるクラッシュのミック・ジョーンズの肩書きが“ファン”であるのも印象的。


5月12日 公開
原題:The Ballad of Mott The Hoople
監督:クリス・ホール/マイク・ケリー
出演:イアン・ハンター/ミック・ラルフス/オヴァレンド・ワッツ/ヴァーデン・アレン/デイル・グリフィン/ルーサー・グロヴナー(a.k.a. アリエル・ベンダー)/モーガン・フィック/ミック・ロンソン

【内容】
デヴィッド・ボウイTレックスと並びグラム・ロック・シーンを担ったバンド、モット・ザ・フープル。69年の結成後、その魅惑的なライヴ・パフォーマンスにもかかわらずヒットに恵まれず、72年にはバンド解散の決断さえ下すという最悪の事態が訪れる。そのとき手を差し延べたのがデヴィッド・ボウイだった。彼が提供しプロデュースした「すべての若き野郎ども」が世界的な大ヒットを記録したのである…。

配給:boid
2011年/イギリス/101分/16:9/デジタル(BD)上映
(C) A Start Productions Film 2011

公式サイト http://www.mott-movie.com/

ミニパラ http://www.minipara.com/movies2012-2nd/mott/

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