『ドラゴン・タトゥーの女』

スウェーデン発のベストセラーミステリー小説を本国で映画化した『ミレニアム』シリーズ第1作をデヴィッド・フィンチャーがリメイクした作品。ま、元々のストーリーが横溝正史ばりのよくある“お家騒動もの”なので、リスベット登場編である以上の何かがあるわけではない。あとはオリジナル版にあった陰鬱な雰囲気がなくなってフィンチャー的なギミックとスピード感が増しただけで、どちらが好みかという問題だけが残っているに過ぎないように感じた。個人的にはどっちもどっち。ただしキャラクターの魅力はフィンチャー版の方が華があって好きかも。
それはそうと、何年ぶりかで見た本編中の文字通りの“モザイク”修正に思わず笑ってしまい、鼻白んだ。アホか。


2月10日 公開
原題「The Girl with the Dragon Tattoo
監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:ダニエル・クレイグ/ルーニー・マーラ/クリストファー・プラマー/ステラン・スカルスガルド/スティーブン・バーコフ/ロビン・ライト
原作:スティーグ・ラーソン
脚本:スティーブン・ザイリアン
撮影:ジェフ・クローネンウェス
美術:ドナルド・グレアム・バート
編集:カーク・バクスター、アンガス・ウォール
衣装:トリッシュサマービル
音楽:トレント・レズナー、アティカス・ロス

【ストーリー】
スウェーデンを揺るがせた財界汚職事件の告発記事を書きながら名誉棄損裁判で敗訴したミカエルは意気消沈の日々を送っていた。ある日、彼のもとにスェーデン有数の財閥ヴァンゲルの元会長ヘンリック・ヴァンゲル老人から家族史編纂の依頼が舞い込む。
実はヘンリックの真の目的は40年前に起きた親族の娘ハリエット失踪事件の真相究明だった。ヴァンゲルはハリエットが一族の誰かに殺害されたと信じていた。
40年前に一族が住む孤島から何の痕跡も残さず消えた少女。
成功の陰に隠された一族の血塗られた過去に気づくものの手がかりの掴めないミカエルは、一族の弁護士から天才的な資料収集能力の持ち主であるとして、ある人物を紹介される。リスベットという名の、顔色が悪く、拒食症患者のように、がりがりに痩せた女。この小柄な女の肩口から背中にかけて、龍の刺青が異彩を放っていた。
意外なことに彼女はこの事件に異様な関心を示す。そして彼女はハリエットの日記に記された聖書にまつわる数字が、ロシアの国境付近で未解決のままとなっている連続猟奇殺人事件と関連があることを突き止めるのだった…。

配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
2011年/アメリカ/158分/R15+

公式サイト http://dragontattoo.jp/

ミニパラ http://www.minipara.com/movies2012-1st/dragontattoo/

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