『メランコリア』
ラース・フォン・トリアー監督最新作。スゴイ映画でした。内に外に壮大な物語で、それでもやっぱり鬱映画でした。
前作『アンチクライスト』とは全く方向性の違う映画ですが、ザッツ“ラース・フォン・トリアー”な作品であり、最高傑作と言われても否定しません。
この作品、あまり多くを語るとネタバレにしかならないので内容には触れませんが、これまでの彼の作品が皆そうであるように、本作でも“男”は何の約にも立たず早々に物語舞台から去ってゆきます。
元の企画が監督とペネロヘ・クルスとの間で始まったそうで、ペネロヘ・クルスが提案したジャン・シュネの戯曲『女中たち』の名残で姉妹の物語となっているとのこと。ペネロヘ・クルスは妊娠のため降板してキルスティン・ダンストが主演となりましたが、結果的には大正解だったと思います。
『アンチクライスト』同様にオープニングとエンディングで超スーパースローモーションによる壮絶に美しいエピソードがあり、これだけでも観る価値ありです。
2月17日 公開
原題「MELANCHOLIA」
監督・脚本:ラース・フォン・トリアー
出演:キルスティン・ダンスト/シャルロット・ゲンズブール/キーファー・サザーランド/アレクサンダー・スカースガード/シャーロット・ランプリング/ジョン・ハート
撮影:マヌエル・アルベルト・クラロ
視覚効果監修:ピーター・ヒョース
編集:モリー・マレーネ・ステンスガード
サウンド・デザイナー:クリスチャン・エイドネス・アンデルセン
アート・ディレクター:シモーヌ・グラウ【ストーリー】
その日は、人生最高の日になるはずだった。姉クレアと、その夫ジョンの豪華な邸宅で盛大な結婚パーティーを行うジャスティン。伴侶となるマイケルと共に皆に祝福されながらも、何故か激しい虚しさと気だるさに囚われる。そして、巨大な惑星メランコリアが地球に向かって近づいていることを知り、焦燥や絶望ではなく、何故か、心が軽くなっていく感覚を覚える。だがそれは同時に、メランコリアご世界の終わりをもたらすことをも意味していた…。配給:ブロードメディア・スタジオ
(C)2011 Zentropa Entertainments ApS27
2011年/デンマーク、スウェーデン、フランス、ドイツ合作/135分カラー/シネマスコープ/ドルビーデジタル/字幕翻訳:松浦美奈公式サイト http://melancholia.jp/
ミニパラ http://www.minipara.com/movies2012-1st/melancholia/
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