『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』

かなり好きな映画。スティーブン・ダルドリーは好きな監督。でも本国で賛否両論だったし日本公開してからも微妙な感想が目立っていたから、どんなものかと思っていたけど、予想をはるかに上回る映画だった。中盤以降、胸が締めつけられて苦しいこと、苦しいこと。あれから10年が経つとはいえ“9・11”を描くことにアメリカ人が抵抗を感じていることも想像できるし、原作小説を大幅にカットして少年オスカーに物語の焦点を絞ったことが一部の観客の期待を裏切ったであろうことも想像できる。それでも1本の映画として賛否がここまで分かれてしまうことが不思議に思える。まあ終盤の展開の速さや、その無理矢理感を感じなかった訳ではないが、それを差し引いてもありあまる魅力がこの作品にはあふれていたと思う。アレクサンドル・デプラによる音楽も印象的。


2月18日 公開
原題「EXTREMELY LOUD AND INCREDIBLY CLOSE」
監督:スティーブン・ダルドリー
出演:トム・ハンクス/サンドラ・ブロック/トーマス・ホーン/マックス・フォン・シドー/バイオラ・デイビス/ジョン・グッドマン/ジェフリー・ライト
脚本:エリック・ロス
原作:ジョナサン・サフラン・フォア
撮影:ノラ・スキナー
美術:K.K.バレット
編集:クレア・シンプソン
音楽:アレクサンドル・デプラ

【ストーリー】
9.11同時多発テロで父を亡くした少年オスカー。父の突然の死を受け入れられないオスカーは、ある日、父の部屋のクローゼットで、封筒の中に1本の《鍵》を見つける。この鍵は父が残したメッセージかも知れない― オスカーはその鍵の謎を探しに、ニューヨークの街へと飛び出した―。

配給:ワーナー・ブラザース映画
2011年/アメリカ/129分/全7巻/3,459m/スコープサイズ/ドルビーSRD、DTS、SDDS/字幕翻訳:今泉恒子
(C) 2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC

公式サイト http://wwws.warnerbros.co.jp/extremelyloudandincrediblyclose/index.html

ミニパラ http://www.minipara.com/movies2012-1st/monosugoku/

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