『ニュータウンの青春』

俳優でもある盛岡龍の初長編作品。公開当初から絶賛評は聞いていたけれど、なるほどこれは面白かった。観ているだけでも恥ずかしくも愛おしいバカ3人の物語が、いつまでも心に残る。勝手に15年くらい前を設定している物語かと思って観ていたが、もっと現代の物語だったらしい。作中に登場するガジェットの感じや登場人物たちのコミュニケーション手段など、私自身が仲間たちと自主製作映画を撮っていた頃の空気を色濃く感じさせる作品であった。そんな思い入れも含めてこの作品の登場人物たちの今後の人生に思いを馳せてしまう。


11月3日 公開
監督・脚本・編集:森岡龍
出演:島村和秀/飯田芳/嶺豪一

【ストーリー】
千葉県浦安市のとある街。下町と、新興住宅が立ち並ぶニュータウンを川が分断している。カズカズこと、高校3年生の島村和秀は映画監督を目指し8ミリカメラで、作品にするでもなく、ただ街をとり続けている。同級生の嶺豪一と、2コ上の無職の先輩・飯田とは、いつも同じ公園で何をするわけでなく、たむろしている。公園の前を通る女性・富永さんが気になってはいるけれど、遠くから眺めているだけ。しかし富永さんがストーカーの被害に遭っているということを知り3人はストーカー退治を請け負う。

配給:ダングラール
2011年/日本/95分
(C)ダングラール

公式サイト http://www.newtown-seishun.com

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