第23回 東京国際映画祭

第23回 東京国際映画祭で鑑賞した作品についてのメモ。

色々な時間の制約もあって3本しか観ることができなかったが、どれも印象深い作品ばかりでした。


『4枚目の似顔絵』
(東京国際映画祭 アジアの風 台湾電影ルネッサンス2010)

他の子供たちよりも少しだけ早く大人にならなくてはならなかった少年の物語を、ところどころにユーモアも交えながら綴ってゆく。よくあると言えばよくある物語だけれど、かなり好きな作品。勝手に西原理恵子の「ゆんぼくん」や「ぼくんち」を思い出した。
http://www.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=107



『風に吹かれて—キャメラマン李屏賓の肖像』
(東京国際映画祭 アジアの風 台湾電影ルネッサンス2010)

侯孝賢の多くの作品で撮影を担当しているカメラマン、リー・ピンビンを追ったドキュメンタリー作品。楽しかった。特定の映画カメラマンに関するドキュメンタリー作品って数が少ないし、あってもソフト化されないモノも多いので、こういう作品を観ることができるのはとても嬉しい。この作品を観ると彼が参加した作品をもう一度見直したくなる。
http://www.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=111



ウィンターズ・ボーン
(東京国際映画祭 WORLD CINEMA)

サンダンス国際映画祭グランプリ作品。まさに「ザッツ・サンダンス」な作品でした。強引といっても良い問題解決の仕方と、なんだかんだ言っても女同士の連帯が物語を進めてゆく展開、嫌いではありません。『フローズン・リバー』にシビレた人にはオススメ。
http://www.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=169