『レオン』について(至極個人的で、何の発展性もない、ひとりごと)

とても久しぶりに観た。
たぶん、5年振りくらい。
しかも、『完全版』はあまり観ていないように思う。
(劇場には観に行った)

「劇場公開版」は大好きで、
LDで何度も何度も観ている。
国内盤LDも輸入盤LDも持っていた。

劇場公開時、
エンディング曲が
Stingの「Shape of My Heart」だと知らずに、
「そこでこの曲は卑怯だろう」と、
半泣きになりながら思ったことを覚えている。

Stingの「Shape of My Heart」は、
当時すでに発表済みであり、
大好きな曲だったし、
もともとは違う映画の主題歌だったから、
意表をつかれたのだ。

以後、すっかり『レオン』の曲になってしまったが。

実は劇場パンフレットには、
この曲が歌詞付きで掲載されていたのだが、
入場してすぐに買ったパンフレットは、
そのままカバンに入れてしまっていた。

そんな思い出の『レオン』だが、
今月、ブルーレイ盤が発売される。

買おうか、見送ろうか、とても悩んでいる。
DVDは持っている。
『完全版』と「劇場公開版」の2枚組。
大好きな映画だが、
5年も観ていない作品だ。
しかも、今回発売されるのは『完全版』。
実は「劇場公開版」の方が好きなのに。

という訳でブルーレイ盤購入検討のため、
『完全版』を再見。

作品の内容や批評については、
今更語ることは何もないのだが、
やっぱり面白い。

私は個人的に
「クリーチャーの悲しみもの」
というジャンルを設けている。

シザーハンズ』や
ティム・バートン版『バットマン』シリーズ、
『ハリーとヘンダーソン一家』など。
日本では、
デビルマン』や『キカイダー』『サイボーグ009
仮面ライダー』などだ。

一般社会から外れた背景を持つ主人公の、
周囲に受け入れられた悦びと、
事件を機に存在を排除させられてしまう悲しみ。
その間で苦悩し葛藤する物語。
それは作品によって、
ラブストーリーだったり、
特撮アクションだったり、
ホラーやファンタジーだったりする。

そんな物語が私は大好きだ。
そして『レオン』もこのジャンルに入っている。

作品自体に改めて言及するほどの文句はない。
粗さが目立つDVD画質でも充分に楽しめた。
でも、
ブルーレイで観た方が、
きっと、
もっと楽しめる。
でも、
どうしようかな。

そんな雑事に悩むことを愉しんでもいるのでした。

ちなみに、
アメリカでは「劇場公開版」のブルーレイが
先日発売されている。
もちろん、日本語字幕はない。
どうせ買うなら両方欲しいな、とも。
(米盤だけという選択肢はなしで)

レオン 完全版 [Blu-ray]

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