『オブリビオン』

【覚書として】
まずは何より良い意味で正当なトム・クルーズ映画であったことに感嘆する。やはりこの人のセルフプロデュースの巧みさはスゴイと思う。“トム・クルーズ”というブランドの持つ影響力もイメージも客観的に把握しいて、それを上手に転がしている。そしてもうひとつ、この作品が持つ大きな魅力は、思いのほか素直なSF映画だったことだ。“SF物語”の持つ未来的なディティールがもたらす高揚と、その膜一枚向こうにある“ディストピア感”とか“果てのない孤独”といったモチーフを、いまどきのブロックバスター級大作映画できちんと描いてみせていることは素直に賞賛したい。ややラストは甘いと思うけれど。でもこの作品からSF物語に少しでも触れてみようと思う人がいれば素敵だと思う。個人的にはかなり好きな部類の作品。プロダクションデザインも良かった。


5月31日 公開
原題:OBLIVION
監督:ジョセフ・コジンスキー
出演:トム・クルーズ/オルガ・キュリレンコ/モーガン・フリーマン/メリッサ・レオ/アンドレア・ライズボロー/ニコライ・コスター=ワルドウ
原作:ジョセフ・コジンスキー 脚本:ジョセフ・コジンスキー/ウィリアム・モナハン/カール・ガイダシェク/マイケル・アーント 撮影:クラウディオ・ミランダ 美術:ダーレン・ギルフォード 衣装:マーリーン・スチュワート 編集:リチャード・フランシス=ブルース 音楽:アンソニー・ゴンザレス/ジョセフ・トラバニーズ

【ストーリー】
2077年、地球はエイリアンによって攻撃を受け壊滅。人類は他の惑星へと移住を果たすが、ジャックは地球に残り、パトロール機バブルシップをかり、高度1,000mの上空から地球を監視している。ある日、ジャックは墜落した宇宙船で眠る美女ジュリアを発見する。目を覚ました彼女はなぜか遭ったことのないジャックの名を口にした。断片的な記憶を辿るジャックだったが、誰もいないはずの地球で謎の男ビーチによって拘束される。ジュリアは何者なのか?ビーチの目的は?彼らによってジャック自身、そして地球の運命が大きく動き始める!

配給:東宝東和
2013年/アメリカ/124分/
2013 Universal Studios.ALL RIGHTS RESERVED.

公式サイト http://oblivion-movie.jp

ミニパラ http://www.minipara.com/movies2013-2nd/oblivion/

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