2013-02-22から1日間の記事一覧

『マーサ、あるいはマーシー・メイ』

2011年のサンダンス映画祭で監督賞を受賞したショーン・ダーキン初長編作品。カルト集団から脱走した少女の2週間の物語。彼女が彼らと出会ってから逃げ出すまでの2年間の物語と交互に語られてゆく。この二つの時間軸を安易な特徴付けすることなく並列に描く…

『横道世之介』

吉田修一の同名小説からの映画化。160分と長尺ながら、これが抜群に面白かった。1987年を舞台に、主人公・横道世之介と関わった人々を描いてゆく、どちらかといえば群像劇。そして彼らが16年後にふと思い出す、それぞれにとっての横道世之介の存在が微笑まし…