『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』

主演ダニエル・ラドクリフが『ハリー・ポッター』シリーズ終了後の出演作として選んだ、イギリス製ゴシック・ホラーで、1983年に刊行された小説「黒衣の女 ある亡霊の物語」の映画化作品。個人的にはずいぶんと久し振りに観たビックリドッキリなゴシック・ホラーだったので、その意味では楽しんだけれど、正直あまりオススメはしない。ゴシックなプロダクションデザインなど、頑張っているんだとは思うけれど、驚かせ方とか怖がらせ方がチープ。あえて採られた手法なのかもしれないが、安いお化け屋敷のような仕掛けに驚きはするけれど、同時に興醒めもする。原作から脚色されている部分も多いようだが、物語後半での急激な失速具合も残念。


12月1日 公開
原題:THE WOMAN IN BLACK
監督:ジェームズ・ワトキンス
出演:ダニエル・ラドクリフ/キアラン・ハインズ/ジャネット・マクティア/リズ・ホワイト
脚本:ジェーン・ゴールドマン
原作:「黒衣の女 ある亡霊の物語」(スーザン・ヒル著 ハヤカワ文庫)
撮影:ティム・モーリス=ジョーンズ
編集:ジョン・ハリス
音楽:マルコ・ベルトラミ

【ストーリー】
19世紀のロンドンに暮らす若き弁護士アーサー・キップスは、4年前に愛妻ステラを亡くして以来、失意のどん底に沈んでいた。そんなある日、事務所の所長から新たな仕事を命じられた彼は、田舎町クライシン・キフォードへの出張に旅立つ。アーサーに課せられたのは、最近他界したアリス・ドラブロウ夫人の“イールマーシュの館”へ赴き、彼女の遺言書を見つけ出すこと。ところが沼地の島にぽつんとそびえ立つ館にはただならぬ陰鬱なムードが漂い、謎めいた“黒衣の女”が森や窓辺に出没する。やがてこの館の忌まわしき過去と、町の大勢の子どもたちが相次いで変死している事実を探りあてたアーサーは、自らも恐るべき呪いの連鎖に巻き込まれていくのだった。

配給:ブロードメディア・スタジオ
2011, SQUID DISTRIBUTION LLC, THE BRITISH FILM INSTITUTE
2012年/イギリス・カナダ・スウェーデン/95分/カラー/シネマスコープ/ドルビーデジタル

公式サイト http://www.womaninblack.jp/

ミニパラ http://www.minipara.com/movies2012-4th/womaninblack/

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