『マリー・アントワネットに別れをつげて』

バスティーユ陥落によるフランス革命勃発から3日間のベルサイユを、マリー・アントワネットの朗読係の視点から描いた作品。ベルサイユ宮殿の入場禁止区域で撮影したことも話題。庶民の少女が王妃に仕えることで、王妃への憧れから敬愛を越えて偏愛にも似た愛情を抱いてゆく姿をレア・セドゥが好演。王妃を演じるダイアン・クルーガーも良い。ただし、チラシなどにも記載されている物語展開がネタバレになっていて、そこから先の物語なのかと思っていたら、そこが本当にクライマックスだったという、非常に残念な鑑賞の仕方をしてしまったことが残念。悪い映画ではないと思うんだけど。ただ全編で流れる思わせぶりな音楽が少し耳障りだった。


12月15日 公開
原題:Les adieux a la reine
監督:ブノワ・ジャコー
出演:レア・セドゥ/ダイアン・クルーガー/ヴィルジニー・ルドワイヤン/グザヴィエ・ボーヴォワ/ノエミ・ルボフスキー/ミッシェル・ロバン
脚本:ジル・トーラン/ブノワ・ジャコー 撮影監督:ローマ・ウィンディング 編集:リュック・クーレ 音楽:ブリュノ・クーレ 美術:カティア・ワイスコフ 衣装デザイン:クリスチャン・ガスク/ヴァレリア・ランコー

【ストーリー】
1789年7月14日、いつもと変わらぬ優雅な朝を迎えたはずのベルサイユが、1枚の紙に震える。フランス革命勃発のきっかけとなる、バスティーユが陥落し、王妃とその寵愛受けるポリニャック夫人の名前も載った286名のギロチンリストが発表されたのだ。「ずっとおそばに」朗読係のシドニーは心酔する王妃への忠誠を誓うが、王妃からは思いもよらぬ頼みを命ぜられる。

配給:ギャガ
2012年/フランス・スペイン/100分/カラー/シネスコ/ドルビーデジタル、ドルビーSR/字幕翻訳:丸山垂穂
(C)2012 GMT PRODUCTIONS - LES FILMS DU LENDEMAIN - MORENA FILMS - FRANCE 3 CINEMA - EURO MEDIA FRANCE - INVEST IMAGE

公式サイト http://myqueen.gaga.ne.jp/

ミニパラ http://www.minipara.com/movies2012-4th/antoinette/

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