『シャドー・チェイサー』

2013年公開で新スーパーマン役を控えるヘンリー・カヴィル主演のサスペンス・アクション作品。上映時間93分と短いところが良い。結果的に主人公家族を事件に巻き込んでしまう父親役のブルース・ウィリス、冷徹な悪役を演じるシガニー・ウィーヴァーと、共演も豪華。ただ全体を俯瞰して観ると、あらゆる要素が空回りしていて、物語の表層だけをなぞってゆく感が否めない。途中退場する父親はともかく、シガニー・ウィーヴァーの役柄に魅力を感じられないところが、とても残念。途中から登場するヒロインを演じるヴェロニカ・エチェギは正当派スペイン美人だが、この役も強引。上映時間も短いし、空き時間の娯楽として観るには良いと思う。


10月27日 公開
原題:The Cold Light of Day
監督:マブルク・エル・メクリ
出演:ヘンリー・カヴィル/シガニー・ウィーヴァー/ブルース・ウィルス/ヴェロニカ・エチェギ/ロシュディ・ゼム
脚本:スコット・ワイパー/ジョン・ペトロ 編集:ヴァレリオ・ボネッリ プロダクション・デザイン:ベンジャミン・フェルナンデ 撮影:レミ・アデファラシン 音楽:ルーカス・ヴィダール

【ストーリー】
眩しい陽光が降りそそぐ南欧スペインの海辺。優雅にバカンスを過ごす家族と会うため、はるばるサンフランシスコからやって来たアメリカ人青年ウィルは、まさかこの美しいリゾート地で人生最悪の恐怖を味わうはめになるとは思ってもみなかった。海上のクルーザーから家族全員が謎の失踪を遂げ、捜査を依頼した地元警察に突然襲われてしまったのだ。その危機を救ってくれた父親マーティンが、実はCIA工作員というもうひとつの顔を隠し持っていた事実を告げられたウィルは、言葉を失うほどのショックに見舞われる。まもなくマーティンは暗殺者が放った凶弾に倒れ、マドリードをさまよう孤独な逃亡者となったウィルは、自分と家族が、あるブリーフケースをめぐる国際的陰謀に巻き込まれたことを知るのだった。

配給:ブロードメディア・スタジオ
2012年/アメリカ/93分/カラー/シネマスコープ/ドルビーデジタル/G/字幕翻訳:岡田壮平
(C)Fria Luz del Dia, A.I.E. 2011. Artwork (C)2012 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

公式サイト http://www.shadowchaser.jp/

ミニパラ http://www.minipara.com/movies2012-3rd/shadowchaser/

シャドー・チェイサー(Blu-ray)

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