『SUPER ８／スーパーエイト』

スピルバーグ製作によるJ.J.エイブラムス監督最新作。各所で言われているとおり1980年代のスピルバーグ作品へのオマージュにあふれた作品となっていて、当時の作品群をリアルタイムで体験していた世代には、抗うことのできない楽しみに満ちている。1979年という時代設定も効果的。個人的にはスピルバーグ至上主義者ではないんだけれど、それでも彼が映画史に刻んできた作品たちが確実に私自身の血や肉として映画鑑賞体験の一部になっていることを改めて実感した作品でもあった。作品単体としては、ご都合主義な展開や各キャラクター設定、モンスターの扱いなど、決して欠点がないわけではないんだけれど、それらが意図的に構成されていることは必至で、その意味でも素晴らしい。

6月24日 公開
原題「SUPER 8」
監督・脚本：J.J.エイブラムス
製作：スティーブン・スピルバーグ/ブライアン・バーグ/J.J.エイブラムス
出演：カイル・チャンドラー/エル・ファニング/ジョエル・コートニー/ガブリエル・バッソ/ノア・エメリッヒ/ロン・エルダード/ライリー・グリフィス/ライアン・リー/ザック・ミルズ

【ストーリー】
1979年のオハイオ州。6人の子供たちが、スーパー8カメラで映画撮影をして遊んでいると、トラックと貨物列車の衝突による脱線事故に遭遇する。脱線した貨車には「アメリカ空軍」の文字。 アメリカ政府は空軍施設・エリア51を閉鎖し、オハイオ州のある場所へ研究素材の全てを移送途中だった。燃え上がる現場に残されたスーパー8カメラは、事故の一部始終を撮影してしまう…。

配給：パラマウントピクチャーズ
2011年/アメリカ/112分/6巻/カラー/シネマスコープ/DTS/SRD/SDDS/SR(シアンダイ)
(C) 2009 Paramount Pictures. All rights reserved

公式サイト　http://www.super8-movie.jp/

ミニパラ　http://www.minipara.com/movies2011-2nd/super8/

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