2008-01-19から1日間の記事一覧

『シルク』

作品のスミからスミまで、その全てが文芸大作な映画。 ただ残念なのは、フランスと日本のシーンで画づくりにあまり差異を感じなかったため、やや単調な印象を受けてしまった。確かにフランスでは春夏を中心とした色彩豊かな映像を重ね、日本では雪深い山間の…

『人のセックスを笑うな』

タイトルが持つインパクトとは全く別の、(良い意味で)普通の映画。役者の佇まいがナチュラルで良い。 必要以上のカット割りやアップもなく、過剰なセリフもない。非常にストイックで静かに物語が進んでいくため、近頃の映画を見慣れていると、やや長くも感じ…