2011年公開作品「私的」20選

2011年に公開された新作映画から洋邦混在で選出しました。厳密な順位は決めていません。毎日変わるので。ただ漠然と上から好きな順番になっています。当然、観たかったけれど未だ観られていない作品もありますが、きりがないので。

ミッション:8ミニッツ
(2011年/アメリカ/ダンカン・ジョーンズ
http://disney-studio.jp/movies/mission8/
SFだけでなく、とても沢山の要素を詰め込んでいるくせに94分という尺に収める力量に感服。しかも安易な結末に終着しなかったことも良い。親父さんの大ファンだという贔屓もあり。

ブルーバレンタイン
( 2010年/アメリカ/デレク・シアンフランシス)
http://www.b-valentine.com/
ある意味で鑑賞後の余韻に一番悩まされた作品。もう心に痛すぎて痛すぎて。そう何度も観直すことはないだろうけど、時には自虐的に観てしまう作品。

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル
(2011年/アメリカ/ブラッド・バード
http://www.mi-gp.jp/
X-MEN ファースト・ジェネレーション』
(2011年/アメリカ/マシュー・ボーン
http://movies2.foxjapan.com/xmen-fg/
猿の惑星:創世記ジェネシス)』
(2011年/アメリカ/ルパート・ワイアット
http://www.foxmovies.jp/saruwaku/
この3作品はこれでワンセットの感。ともにシリーズ作品であり、鑑賞前の期待を大きく上回っていた。高い志しで作られたハリウッド娯楽大作の凄さを感じる作品たち。

『サラの鍵』
(2010年/フランス/ジル・パケ=ブレーネル)
http://www.sara.gaga.ne.jp/
ホロコーストものにありがちな、時代に流された加害者・被害者の物語や社会的批判に終始せずに、一人の女性を中心とした半径の小さな世界で幾通りもの親子の物語で綴った、おそらくフランスだから作れたであろう作品。

その街のこども 劇場版』
(2009年/日本/井上剛)
http://sonomachi.com/
観たのは3月の震災より前だが、3月以降に再見すると、また感じることが大きく変わった作品。2011年作品という印象は薄いが、やはり挙げておきたい作品。

『アジョシ』
(2010年/韓国/イ・ジョンボム)
http://ajussi2011.jp/pc/
若干詰め込みすぎな印象もあるが、総体的には大満足できる韓国製娯楽アクション大作。なにがどうよりウォンビンがカッコ良すぎです。

ブラック・スワン
(2010年/アメリカ/ダーレン・アロノフスキー
http://movies2.foxjapan.com/blackswan/
一人称パラノイア映画という狂気と娯楽性を上手く両立させていて、誰にでも薦めることのできる傑作。

リアル・スティール
(2011年/アメリカ/ショーン・レヴィ
http://disney-studio.jp/movies/realsteel/
これまで散々語り尽くされた要素を組み合わせただけなのに、それを丁寧にブレることなく語ることで、こんなにもエモーショナルな作品になることに改めて感嘆。テレビゲームの延長と化したロボットボクシングに人間の身体性で挑んでゆくプロットが良い。

冷たい熱帯魚
(2010年/日本/園子温
http://www.coldfish.jp/index.html
衝撃度では随一。「猛毒エンターテイメント」というコピーがすべてを語る。

塔の上のラプンツェル
(2010年/アメリカ/ネイサン・グレノ、バイロン・ハワード)
http://www.disney.co.jp/movies/tounoue/
前作『プリンセスと魔法のキス』からなるディズニーアニメの第三期ルネッサンスを確信させた傑作。3D作品としても秀逸でした。

キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』
(2011年/アメリカ/ジョー・ジョンストン
http://www.captain-america.jp/
マーベル現代史を串刺しにした作品。敵側のバイクをはじめとする軍兵器デザインの趣味全開で禍々しいデザインが好き。

ツリー・オブ・ライフ
(2011年/アメリカ/テレンス・マリック
http://www.movies.co.jp/tree-life/
いろいろな意味で「映画」の存在を改めて感じさせてくれた作品。幾度となく観たい作品だし、スクリーンで観られる機会があればできるだけ観に行きたい映画。

イップ・マン 序章
(2008年/香港/ウィルソン・イップ)
http://www.ip-man-movie.com/
これまた2011年作品という印象がないが、忘れてはならない作品。友人が出演していてビックリした作品でもある。

SUPER 8/スーパーエイト
(2011年/アメリカ/J.J.エイブラムス)
http://www.super8-movie.jp/
文句もたくさんあるけど、無視できない作品。特筆はエル・ファニングの存在と、現代における他者(エイリアン)の在り方に感銘した。

カンフー・パンダ2』
(2011年/アメリカ/ジェニファー・ユー・ネルソン)
http://www.k-panda2.jp/
自己のルーツ探しというありふれた物語であるが、とても上手く料理していると思う。3D演出も楽しかった。やはりアニメーションの方が3Dを効果的に使用できるのだろう。

ソーシャル・ネットワーク
(2010年/アメリカ/デヴィッド・フィンチャー
http://bd-dvd.sonypictures.jp/thesocialnetwork/
これも2010年の印象が強いが、除外できない作品。撮影も編集も音楽もデヴィッド・フィンチャーここに極まれり、な作品。

イリュージョニスト
(2010年/イギリス・フランス/シルヴァン・ショメ
http://illusionist.jp/
何はともあれジャック・タチの新作なのです。そう言い切っても過言ではないと思っている。それだけで素晴らしい作品。

『127時間』
(2010年/アメリカ・イギリス/ダニー・ボイル
http://127movie.gaga.ne.jp/
私の中で『シャロウ・グレイブ』と双璧をなすこととなったダニー・ボイル作品。ちなみに『スラムドッグ$ミリオネア』は好きではない。

結果としてアメリカ映画が大半を占めてしまったけれど、確かな志しを持って丁寧に作られたハリウッド大作の力強さの現れでもあるのだろうとも思っている。
残念ながら日本映画は2作品だけになってしまったが、選出外では『奇跡』『監督失格』『毎日かあさんなども好きだった。外国映画ではトゥルー・グリット』『私を離さないで』『この愛のために撃て』『キッズ・オールライト』『リメンバー・ミーあたりも大好きです。

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